今年もあとわずかですね。
今年は、六月くらいからメンタル的にダメになってしまい、全く、本当に、小説に関してはダメダメの状態でした。
その代わり、別の趣味を持ち、そちらで色々活動するようになりましたが……。
ただ、そっちがいくら楽しくても、自分の基盤はどこまでいっても小説なので、今も、あがきながら少しずつ書き続けております。
で、本題ですが、昨日くらいに以前のサイトの感想投稿フォームから、「海に眠るダイアモンド」が面白いから見てくださいねと書き込みがありました。
もう何年も使ってないフォームだけど……生きてたんですね・涙
なのでアンサーついでに今年最後のブログを書いときます。
(そのドラマ、お正月休みに見てみますね〜)
ちなみに私が前回のブログで絶賛したドラマ、「全領域……」ですが。
結果的には最後まで観て、ちと微妙な気持ちになりました。
ストーリーは中盤以降めっちゃ面白くて、どうなるんだ、早く続きを! と引き込まれ、ついネット検索してしまいました。
すると、すぐにネタバレが……。
というのもこのドラマ、有料配信サイトで先行配信されてるんですね。
で、配信後、有料サイトにもかかわらず、即ネタバレありの感想がアップされていたのです。
私、自分で結末を見届ける楽しみより、続きを先に知りたい欲求に抗えませんでした。
言い換えれば、その程度のドラマだったということでもあるのですが。
で、ネタバレを見て、「ああ……」と、急速に興味が薄れ。
個人的には何かこう、めっちゃ琴線にひっかかるものはなかったです。
続きが気になるストーリーが全てで、それがネタバレされたら、急速に気持ちが冷めてしまったといいますか。
一応最終話まで見たんですが、つまんなくて、ちょっと流し見になっちゃいましたね。
本当に面白い作品は、たとえストーリーが分かっていても面白いので、そういう意味では……
どうだったのかなぁ。世間の評判的にはどうだったんでしょうね。
正直、展開・設定があまりに漫画的なので、一度気持ちが離れたら入りにくいっていうのもありました。
後、主人公たちが間抜けすぎて……スートリーを展開させる必要上、やむを得ずだとは思いますけど、敵陣に乗り込んではあっさり捕まるパターンが多過ぎ。そしてこの程度の展開すら読めずに動いてたのかいというつっこみどころも満載。
チート感たっぷりで出てきた人たちが、残念なくらい間抜けな扱いをされていました。
神はお人好しで間抜け――という設定なのかもしれません。
後、光る君へも最後までみました。こちらもネタバレを知った上で見たのですが、ネタバレてても、女同士のヒリヒリしたやりとりが最後まで面白かったです。
ただ最終話は……ものすごく微妙でしたけど。
なんと言っていいのか、幸福な気持ちにも、痛む気持ちにもなれず、「えっ」という間に終わったという感じ。
それが人生かと言えばそうなのかもしれません。
そんな感じです。
来年は、いい感じでスタートしたいです。
では!
2024年12月26日
よいお年を!
posted by 石田累 at 12:51| Comment(2)
| 近況報告
2024年11月15日
再びの近況報告
最近執筆ペースが著しく落ちたのは猫のせいかもしれない。
そのくらい猫が可愛くて、つい遊んだり一緒に寝たり、それだけで人生に満足してしまう。
その話を編集の人にしたら、「まさにダメ漫画家と猫ですね」と言われた。
業界にはそんな格言があるそうな。
それはともかく、この秋は久々にドラマを見ている。
これまで「日本のドラマなんて」と勝手に分かった気になってすかしていたが、「極悪女王」とか「ゴールデンカムイ」「光る君へ」が面白くて、考えを改めようと思ったせいかもしれない。
もちろん全部観られるほど暇ではないので(猫のせいで)、推理・警察ものの中から何作か選び
@嘘解きレトリック、Aオクラ、B全領域異常解決室を見始めた。今も見ている。
@はレトロで上品な雰囲気がとてもよく、非常に好感の持てるドラマである。ただし薄い、謎が薄いのはもちろんだが(もちろんと言うのも辛いが)、人間関係、葛藤、全部びっくりするくらい薄い。
なにひとつ感情を揺さぶられないので、ながら見にぴったり。毎週小説を書きながら流し見している。多少見過ごしても全く問題なくついていけるのは「光る君へ」と同じ。
忙しい現代人にぴったりのドラマだと思いました。
Aは、これまた全部薄い。事件、悪人、動機、キャラ。……本当に令和の刑事ドラマだろうかと最初は目を疑った。でも全編を通した謎があり、それを軸に話を進めているので、とりあえず最後まで観ようという求心力はある……かな。
ただモラル的にやばいなと思うのが、悪人を逮捕するために証拠を捏造していること。(関係ないが捏造はねつぞうではなくでつぞうと読むのだと昨日知った。道理でねつ造と打ち込んでも出てこないはず……)
刑事が、ごく普通に、なんの葛藤もなく、それが当たり前のように(時にゲーム感覚で)証拠をねつ造している。ちょっとびっくりしませんか。袴田事件であれだけ問題になったし、人権を脅かす大問題なのに……。
たとえばこの世界に神様がいて、確実に「犯人はこいつ」と指摘してくれた上での捏造なら、百歩譲って許せるかもしれないが、もちろんそうではない。ある回など思い込みで犯人だと誤認した人物を逮捕するために証拠を偽造していた。あれ、どう始末をつけるんでしょうね。
Bこれは一話を見た時「外れ……? それとも、ここから巻き返す?」と首をひねった。題材は面白い、キャラも深みがあってよい。なにより映像が凝っていて事件そのものには見応えがある。ただし、時々変な間だったりセリフがあったりする。無駄な場面もあり、テンポがいいようで悪い。事件は面白くても、解決してしまえば「はっ?」というくだらない原因。二話、三話と観る内に失望は強くなり、本当に酷いドラマだと思った。なのに見続けられたのは、事件に魅力的なフックがあるからだろう。髪や服を残して消える、謎の集団失神、空から足が降ってきた……などなど、つい興味をひかれて観てしまう。が、その都度失望に終わる。特にタイムホールの回など、あまりに非現実的な内容に観るのをやめようと憤ったほど。
が、五話のラストから六話にかけて、このドラマは全く違うものになった。正直、滅茶苦茶面白い。
そうして一話から見直すと、無駄な会話、無駄な間の意味がようやく分かってくる。馬鹿馬鹿しく思えた事件のからくりにももう一層深い意味がある。行き当たりばったりでてこ入れしたのではなく、最初から全て計算ずくでドラマを作っているのだ、これは凄い。
なにがすごいって、全十話の内、五話まで――少なくとも四話までを完全に捨てているのだ。なんという贅沢なドラマだろうか。これはまさに配信時代のドラマ。見続けた人だけが味わえる至福である。
そのくらい猫が可愛くて、つい遊んだり一緒に寝たり、それだけで人生に満足してしまう。
その話を編集の人にしたら、「まさにダメ漫画家と猫ですね」と言われた。
業界にはそんな格言があるそうな。
それはともかく、この秋は久々にドラマを見ている。
これまで「日本のドラマなんて」と勝手に分かった気になってすかしていたが、「極悪女王」とか「ゴールデンカムイ」「光る君へ」が面白くて、考えを改めようと思ったせいかもしれない。
もちろん全部観られるほど暇ではないので(猫のせいで)、推理・警察ものの中から何作か選び
@嘘解きレトリック、Aオクラ、B全領域異常解決室を見始めた。今も見ている。
@はレトロで上品な雰囲気がとてもよく、非常に好感の持てるドラマである。ただし薄い、謎が薄いのはもちろんだが(もちろんと言うのも辛いが)、人間関係、葛藤、全部びっくりするくらい薄い。
なにひとつ感情を揺さぶられないので、ながら見にぴったり。毎週小説を書きながら流し見している。多少見過ごしても全く問題なくついていけるのは「光る君へ」と同じ。
忙しい現代人にぴったりのドラマだと思いました。
Aは、これまた全部薄い。事件、悪人、動機、キャラ。……本当に令和の刑事ドラマだろうかと最初は目を疑った。でも全編を通した謎があり、それを軸に話を進めているので、とりあえず最後まで観ようという求心力はある……かな。
ただモラル的にやばいなと思うのが、悪人を逮捕するために証拠を捏造していること。(関係ないが捏造はねつぞうではなくでつぞうと読むのだと昨日知った。道理でねつ造と打ち込んでも出てこないはず……)
刑事が、ごく普通に、なんの葛藤もなく、それが当たり前のように(時にゲーム感覚で)証拠をねつ造している。ちょっとびっくりしませんか。袴田事件であれだけ問題になったし、人権を脅かす大問題なのに……。
たとえばこの世界に神様がいて、確実に「犯人はこいつ」と指摘してくれた上での捏造なら、百歩譲って許せるかもしれないが、もちろんそうではない。ある回など思い込みで犯人だと誤認した人物を逮捕するために証拠を偽造していた。あれ、どう始末をつけるんでしょうね。
Bこれは一話を見た時「外れ……? それとも、ここから巻き返す?」と首をひねった。題材は面白い、キャラも深みがあってよい。なにより映像が凝っていて事件そのものには見応えがある。ただし、時々変な間だったりセリフがあったりする。無駄な場面もあり、テンポがいいようで悪い。事件は面白くても、解決してしまえば「はっ?」というくだらない原因。二話、三話と観る内に失望は強くなり、本当に酷いドラマだと思った。なのに見続けられたのは、事件に魅力的なフックがあるからだろう。髪や服を残して消える、謎の集団失神、空から足が降ってきた……などなど、つい興味をひかれて観てしまう。が、その都度失望に終わる。特にタイムホールの回など、あまりに非現実的な内容に観るのをやめようと憤ったほど。
が、五話のラストから六話にかけて、このドラマは全く違うものになった。正直、滅茶苦茶面白い。
そうして一話から見直すと、無駄な会話、無駄な間の意味がようやく分かってくる。馬鹿馬鹿しく思えた事件のからくりにももう一層深い意味がある。行き当たりばったりでてこ入れしたのではなく、最初から全て計算ずくでドラマを作っているのだ、これは凄い。
なにがすごいって、全十話の内、五話まで――少なくとも四話までを完全に捨てているのだ。なんという贅沢なドラマだろうか。これはまさに配信時代のドラマ。見続けた人だけが味わえる至福である。
posted by 石田累 at 13:08| Comment(0)
| 近況報告
2024年10月01日
とりあえず生きてます
特にご報告することもないのですが、近況報告がてら……。
先日、ガンダムSEEDFREEDOMの特別版を観に行きました。
(以下、ネタバレ・酷評含みます)
私はテレビ版をほぼリアルタイムで見て、大ファンだったので、今回の映画には期待しかなく。
実際、通常版は大興奮のあまり2回観に行きました。
ファンにはたまらないサービス満載の展開と結末。
正直、あの辛口のテレビ版からは想像もできない甘いラスト……そこに漂う、業を背負った二人の決して幸福にはなりきれない切なさの余韻……。
それがとてもよかったんだけど、今回の特別版は、正直、その余韻を全部、根こそぎ台無しにしているような気がします。
まるで下手くそな二次創作を見てる感じ。
それによって、満足感によって上書きされていた本編への違和感が、改めて湧き上がってきました。
ラスクってあんな女々しくて鬱陶しいキャラだった?
愛しているって、言葉で連呼させるとマジで安っぽい。
あのレイプ未遂シーン、いる?
例のパイロットスーツは本当にやめてほしかった。
等々。
ある種のキャラ崩壊とハッピーとサービスによりすぎた展開は、テレビ版の脚本家の方が亡くなってしまったからなんでしょうかね。
通常版ではギリ許せたものも、特別版であそこまでやられると、正直興ざめしてしまいます。
なんていうか、これまでSEEDにあった去り際の美学がない!
って感じ……。
ちなみに小説版も買ったんですけど、ちょっと文章や描写が薄すぎて読めなかった……。
映画のコミカライズだからしょうがないのかな。
もうひとつ、最近はまっているとある歴史考察系YouTuberの書いた小説を買ったのだけど、
アマゾンでめちゃくちゃ売れてて、めちゃくちゃ高評価だったからクオリティについては信頼したんだけど……。
本当に幼稚な文章で、内容も既視感しかなく、好きなYouTuberだから我慢して読んだけど、半分もいかずに限界がきました。
これらは本に問題があるのではなく、私の感覚が現代のヒット作とずれているのでは??
と、本気で不安になりました。
先日、ガンダムSEEDFREEDOMの特別版を観に行きました。
(以下、ネタバレ・酷評含みます)
私はテレビ版をほぼリアルタイムで見て、大ファンだったので、今回の映画には期待しかなく。
実際、通常版は大興奮のあまり2回観に行きました。
ファンにはたまらないサービス満載の展開と結末。
正直、あの辛口のテレビ版からは想像もできない甘いラスト……そこに漂う、業を背負った二人の決して幸福にはなりきれない切なさの余韻……。
それがとてもよかったんだけど、今回の特別版は、正直、その余韻を全部、根こそぎ台無しにしているような気がします。
まるで下手くそな二次創作を見てる感じ。
それによって、満足感によって上書きされていた本編への違和感が、改めて湧き上がってきました。
ラスクってあんな女々しくて鬱陶しいキャラだった?
愛しているって、言葉で連呼させるとマジで安っぽい。
あのレイプ未遂シーン、いる?
例のパイロットスーツは本当にやめてほしかった。
等々。
ある種のキャラ崩壊とハッピーとサービスによりすぎた展開は、テレビ版の脚本家の方が亡くなってしまったからなんでしょうかね。
通常版ではギリ許せたものも、特別版であそこまでやられると、正直興ざめしてしまいます。
なんていうか、これまでSEEDにあった去り際の美学がない!
って感じ……。
ちなみに小説版も買ったんですけど、ちょっと文章や描写が薄すぎて読めなかった……。
映画のコミカライズだからしょうがないのかな。
もうひとつ、最近はまっているとある歴史考察系YouTuberの書いた小説を買ったのだけど、
アマゾンでめちゃくちゃ売れてて、めちゃくちゃ高評価だったからクオリティについては信頼したんだけど……。
本当に幼稚な文章で、内容も既視感しかなく、好きなYouTuberだから我慢して読んだけど、半分もいかずに限界がきました。
これらは本に問題があるのではなく、私の感覚が現代のヒット作とずれているのでは??
と、本気で不安になりました。
posted by 石田累 at 15:47| Comment(0)
| 近況報告