2020年03月29日

大変な時代に思うこと

福島第1原発事故が起きた時、今の私より5、6歳くらい年上の先輩が、
「まさか自分が生きている間に、こんなことが起こるとは思わなかった」
と、呟いたのをよく記憶しています。

その時の私はまだ若く、そんな風には思わなかったけど、今その人の年齢とちょっと近くなったせいか
心の中では驚天動地の思いと共に呟いております。
「まさか自分が生きている間に、映画みたいなパンデミックが起こるとは思わなかった」

もちろんこれまでも、新型インフルエンザとかSARSとか、恐怖を感じることは多々ありましたけど、
今回はケタが違うといいますか…
それが時代のせいなのか、ウイルスの質のせいなのかは、後の分析で明らかになるのでしょうが。

あ、でも正確に言うと、「起こるとは思わなかった」というのは間違いですね
いつ起きても不思議ではないことを認識しつつも、「起こらないだろう」と楽観していたといった方が正しい。
新型が流行り始めた頃、色んな最悪の状況を想像して恐怖に震えましたけど、その最悪の状況ではないことも確か。
私にとって、この手のことで最も恐ろしかったのは、エボラの時です。
その頃は毎日whoのサイトをチェックして、恐怖に震えていましたからね。
それでなにも手につかなかった。今から思えばアホみたいですけど。

恥ずかしながら、妄想力がたくましすぎる私は、原発事故の時、将来を憂いすぎて全く小説が書けなくなりました。
当時、web作家何人かでボランティアで小説を出そうみたいなお話があって、私にもお声がけいただいたのですが、全く書けずにお断りしたことがあります。
その頃の私がどれだけおかしかったかと言えば、食事がとれなくなって、体重が激減。
眠れずに毎晩明け方まで韓国ドラマを見てました。
私がノイローゼっぽくなったので、家族も、家ではニュース系のテレビを一切つけなかったくらいです。
でも、これまた今にして思えばですけど、私の過剰な不安と、結果的にそれが杞憂だったことの分かれ目は、まさに紙一重だったわけでして。
ちなみに私がなにを想像して怯えていたかといいますと、東日本に人が住めなくなる事態です。

ただ、こんな風に毎度毎度不安に押し潰されてきた過去を振り返って思うのは、
「私が不安に思おうが思うまいが、世界にはなんの影響もない」ということ。
つまり、何も変わらないなら、不安に思わず生きていくのが楽だってことです。
言葉を変えれば、「世界がどうなろうと、私にはなんの影響もない」とも言えます。

もちろん物理的にはあると思います。
コロナに関して言えば自分や家族が罹るかもしれませんし、仕事にも多大な影響が出るでしょう。
今想像している以上の悲劇に見舞われるもこともあるだろうし、
世界不況でこれまでの生活の何もかもも変わってしまうかもしれない。
何もかも楽観せずに、正しい知識を常に更新し、その時に備えておくのはとても大切なことだと思います。

でも、私という個人のパーソナリティは、そこに影響を受けずに生きていくことは可能だと言うことです。
いや、そうありたいと願って、今日も自分のできることを精一杯やりたいと思います。











posted by 石田累 at 06:16| Comment(3) | 日記

2020年03月15日

最近観た映画【備忘録】

「泣き虫しょったんの奇跡」
「アルキメデスの大戦」
「新聞記者」

【感想】
コロナウイルスの関係でますます家から出なくなったので、この週末、たまったポイントで立て続けに映画を観ました。
どれも、公開時に観たいと思っていたものですが、そうですね、まぁまぁだったかな・笑

作品としての評価というか、映画としての論評は私には出来ないんですけど、自分の琴線に触れたかどうかでいええば、まぁまぁでした。
ただ、どの映画も原作が読みたくなりましたね!

で、「泣き虫しょったんの奇跡」は即買ったのですが、これは小説の方が、断然メッセージみたいなものが明確に伝わってきて、映画って、小説の宣伝以外の意味があるのかなと思ってしまいました。
一番がっかりしたのは、主役以外の棋士が全員仮名なんですよね。
まぁ、原作通りのノンフィクションではなく、フィクション色を濃くしたってことなんでしょうけど、そこがなんだか中途半端なものを観ているような感覚でした。
それも私が、棋士が好きだからこそ思う物足りなさなんだろうと思いますけど。
あれが実名で、しかも実在の棋士がそのまま出ていたら、DVD買ってたと思います。

「アルキメデス」は、最初からなんか中途半端なものを観ているような印象で、謎に思って途中でwikiを開いてみると、未完結の漫画原作だったんですね。
それ知ってたら絶対観なかったわ、と内心ほぞを噛みながら最後まで観ました。
満足度は人それぞれだと思います。
原作は読んでないし、何かの機会でもなければ積極的に買うこともないと思いましたけど、落とし所としてはうまいなと思いました。
個人的に微妙に思ったのが、舘ひろしの意外なまでの存在感のなさですかね・笑
キャラが立っている(役ではなく、舘ひろしの)だけに、後半のただそこにいるだけ感が、なんとももったいないなと思っちゃいました。

「新聞記者」は、わぁ、ここまでやるんだという驚きが全てで、でも観終わってみると、それだけかい、みたいな。
でも伝えたいことが現代日本が抱える問題点であるなら、その試みは大成功なんじゃないかと思います。
なみの恐怖映画より恐怖でしたね。
個人的には、田中哲治さんのキャラがめちゃくちゃよかったな。
ここまで鉄の仮面をゆるぎなく被れる人ってある意味すごいなって。
これは、創作面で大いに参考になりました。

あまり関係ないですけど、アルキメデス以外は、演者のローテンションがやや気になりました。
だからってアルキメデスがよかったわけでもないですけど。
新聞記者はそもそもそういう作風を意図したのだとしても、なんかこう、観ていて心が揺さぶられることがあまりなかったんですよね。
もちろんそれは、映画全体のコンセプトの問題で、演技のせいとかじゃないとは思いますけど。
うまく感想が書けそうもないので、割愛しますけど、その後、3時間のインド映画を一本観て寝たんですが、
明け方近かったにも関わらず、笑ったし、泣いたし、感情が揺すぶられっぱなしでやばかったです。
どっちが映画としていいかとかは分からないですし、個人の好みの問題だとは思いますけど、なんかこう、…そうですね、邦画3本には、観れども観れどもお腹いっぱいになれない飢餓感は残りましたかね。
だからこそ、立て続けに3本観て、まだ物足らずにもう1本観ちゃったのかもしれないです。
posted by 石田累 at 11:16| Comment(0) | 映画・ドラマ感想