2021年07月17日

雑感

私は一度買った本は捨てない主義ですが、いよいよそんなことを言っていられなくなりました。
もう……捨てるしかない。
これからは電子書籍の時代でしょう。
そう実感しながら、クローゼットだったりベッドの下だったり、手の届かないところに積んである本だったりを、いよいよ古本屋にもっていくことにしました。
実は私は古本屋でのリサイクルが好きではなく、本音では捨てたかったのですが、家の前に置いておくのはしのびないラインナップ……お察しください。

懐かしい本がぞろぞろ出てくる中、「捨てようか、残そうか」と迷う本が出てきました。
それが、昔好きだった漫画家さんのエッセイです。最近のもので、まぁ本自体が高かったのと・笑、装丁が綺麗なので、二束三文で売るのはしのびないなと思っちゃいました。

その作家さんの名前は言いませんが、そんなに売れている人ではなかった。
メジャー誌の中でマイナー路線を貫いた方で、ただ私はすごく好きだったんですよね。
多分、私みたいな、ちょっと変わったもの? 王道を外れたものを読みたい人には、絶大な人気があったのでは……と推測します。

今でも活躍しておられるのかな。そのあたりはちょっとわからないですけど。

改めてエッセイを読み返して思ったのですが、その作家さんが好きだった当時、私はこの人の作品がさほど人気がないことが不思議でしょうがなかったのですよね。
「こんなに面白いのにどうして?」
「漫画の世界はやっぱり王道を書く人が強いのかな」
などなど思っておりました。高校生か大学生くらいの時ですけどね。

そのエッセイにも、連載当時の不条理なできごとや、結局王道作家になれなかったいきさつ……というか、あきらめというか、達観というか、「自分の書きたいものを書くんだ」という信念……にもにた達観……
自分を持ち上げているわけでも卑下しているわけでもなく、王道路線の人気作家を否定しているわけでもなく、対抗しているわけでもなく、綺羅星を地上から見上げる自分の立ち位置を俯瞰的にみているといった感じでしょうか。

初めて読んだときも、今回読み返したときも、正直、自分の気持ちをどこにもっていったらいいのかわからないという微妙なものがありました。
うまく言えないんですけど、共感できると思って読んでみたらそうでもなかったという感じ。
この作家さんの生きざまを肯定していいのか否定していいのかわからないというか。結構高い本だったんだから、どこかに私の感情をうまく誘導してくれよと・笑
ま、人の人生なんて脚色なしに見ると起承転結なんてないんでしょうけども。

が、今回改めて読み返してちょっと前とは違う思いを抱きました。
勝手かつ皮肉な感想ですけど、「この作家さん、自分の信念を貫いたのはいいけど、売れるための努力はしたのかな」という気持ちです。
もちろんしたのでしょうし、していないわけはないんですけど、それでも思ったのは、そのエッセイ漫画の画力が私が大学生だった頃の画力とほとんど変わってないどころか、相当劣化……してたから。
絵って、努力で上手くなるものじゃないですか。
実際、その作家さんのライバルだった作家さんたちは、全員ではないにしろ、絵は神レベルにうまくなってますし。

そんな風に思った時、ようやくその本が私の感情を誘導してくれたのです。
私も、同じ道を辿ってんじゃないかなって・笑

その本は、結局捨てずに本棚に残してます。








posted by 石田累 at 20:17| Comment(2) | 創作雑感

2021年01月27日

年の差もの

おはようございます。

先日、うっかりめちゃコミに五千円課金したと書きましたが、もう二千五百円しか残ってません・笑
余裕があると思って、普段は読まないものまで買ってしまった結果です。

しかし、こういうのもなかなかいいなと思いました。
もちろん外れを引いてしまうこともあるのですが、中には「えっ、意外にこの組み合わせ面白い」と思ったり、「今度こういうの書きたい」というものがあったりして、創作に係る費用だと思って、月額五千円コースにしてもいいのかもしれないと思いました。

中でも年の差ものの「全力で愛していいかな」がよかったな〜
はぁ…続きが待ち遠しい!
男性がやや奥手気味な年の差もの(とはいえやることはきっちりやりますが)、全くイメージできなかったんですけど、読んでみてこんなのも悪くないなと思いました。

元々年の差もの、好きなんですよね。
自分でも一回書いてますし。数学教師のお話ですけど。
ただ、あの作品はイラストが非常に若々しくて素敵だったから、全体の印象としてあまり年の差感はなかったですけどね・笑

正直その按配って難しくて、男性キャラのイラストがあからさまに老いてるのは、んー、個人的には微妙かな。
だから数学教師のイラストは、最初に見た時こそ「あれっ、若いな」と思いましたけど、結果的にはすごくよかったと思ってます。
まぁ……リアル年の差ものは、読むのは楽しくても書くのは難しいかな、私には。

自分にとって老いって、もはや想像ではなく現実ですからね・笑
そういうのを生々しく書くのもいやだし、全くないものとして書くのもいやだし。
まぁ、いつまでもキラキラした男女を書くかな・笑



posted by 石田累 at 07:00| Comment(0) | 創作雑感

2021年01月26日

石田累について

おはようございます。

いよいよネタも尽きてきたので、今回は私のペンネームについて書きたいと思います。
ここまできたので、意地でも2月1日までは欠かさず更新するつもりです。
が、2月以降はマジで自信がないので、飛び飛びになるかもしれません。
色々切羽詰まっているような気がするので……。

今の私のペンネームは実は三代目で、昔から私のことを知っている人なら、過去二つの名前があったことはご存知かと思います。

初代 松本トモ
二代目(というより18禁を書く時の別名)鷹宮ゆうり
三代目 石田累

EXILEみたいですが・笑

初代はなんでこのペンネームにしたのか、もう思い出せないのですが
多分ゴロというか、雰囲気なんでしょうね。
過去に運営していたウェブサイトだけで使っていたペンネームで、当時近しかった人に「漫画家のマツモトモと誤解されない?」
と言われたのをよく覚えています。
もちろん誤解されるわきゃないのですが、その頃はここまでウェブコンテンツが充実してなくて(してたかな……?)、少なくともプロの先生がSNSで気軽に発信するような時代ではなかったので、誤解される可能性は、確かにゼロではなかったかもしれないです。
いわゆる「公式」っていうものが、今ほどない時代だったので。
それで自分の気持ちに軽いミソがついて、いつか変えたいと思いながら、そのペンネームを使ってました。

鷹宮ゆうりというのは、松本トモでやっていたサイトが、どうもさっぱりランキング上位に上がらないので、18禁でいったん釣ってあとで2つのサイトを合併するか。
という、実に姑息な動悸で始めたサイトで使っていた名前です・笑
松本トモが全年齢の大長編しか書かないなら、鷹宮ゆうりは18禁の短編を書くという使い分けです。
まぁ、やってよかったかな・笑

新サイトがあっさり軌道に乗れたのは、サイトを始める前から私の手元には、単行本3冊程度の、そこそこ長編の18禁読み切り作のストックがあったからです。
それらは全てBLの投稿作品で、要するに「鷹宮ゆうり」は、BL作家を目指していた私の別名なのです。

結局一度も書籍にならなかったのですが、当時投稿した作品は全部入選していたので、きっと入選する程度の何かはあっても、それを売り出すには無理な致命的な欠陥があったのでしょう。
……見る目があったと思います・笑

いずれにしても、その作品を男女向けに書き直して、「鷹宮ゆうり」で新しいサイトを作りました。
あの頃が一番楽しかったな。色んな人とコラボできたし、読者リクエストで書く小説も楽しかった。
当時は投票か何かをやっていて、それで次に書く小説のお題を決めていたんですよ。
危険な上司もそれで書き始めた作品です。
当時の私はSFかミステリーしか読んでなかったので、自分の書きたいものに絞って書いていたら、作品の幅は絶対に広がらなかっただろうし、今の私もなかったと思うと、「鷹宮ゆうり」時代にやったことは、本当にいい経験だったなぁと思います。

さて、そんなふたつのサイトを閉じてしまった私・笑
正確には、18禁サイトを閉じて、全年齢サイトは更新休止にしたのかな。
ちょっとよく覚えてないですけど。

まぁ、いろいろあったんですよね。
今思えば大したことなかったんですけど、ひとことで言えば自意識に押しつぶされた感じかな・笑
あと、生活の全てを小説に捧げることへの虚しさかな。
これは、今でも時々定期的にやってきますけど、今はもう、「やめたところで私には他に何もない」と諦めがついてます。
でも当時はまだ違ってて、自分には別の可能性というか、別の楽しみがあるのではないかと、まだ微かな希望を抱いていたんですよね。

結局何もなかったので、また戻ってきたんですけど・笑

で、最後の石田累と天上の藍が始まります。
この名前は、今度こそ成功してやるという私の執念もあってか、姓名判断で成功しそうな名前をさまざま研究しつつ、最後は響きの美しさと……
あと、何をアドバイスされたか残念ながら忘れてしまったのですが、久石ケイさんにも相談して決めたような記憶があります。

すごく気にいってます。
なんて美しい名前なんだろうと思う・笑
登場人物の名前をさまざま考える作家の端くれとして、いい名前をつけたなぁと思います。

多分最期まで、私はこの名前と併走するんだろうなと思うとすごく幸福な気持ちです。








posted by 石田累 at 07:00| Comment(2) | 創作雑感