2022年05月14日

シンウルトラマン観た(笑)

正直、シンゴジラのクオリティを期待していたので、最初の数十分くらいは、「やばいものを観ている」感がすごかったです・笑

でも、どっかの時点で、「あ、これは子供向けのウルトラマンなんだね」と頭を切り替えてからは、楽しかった。

なんていうんだろう、ウルトラマンと怪獣のフォルムがかっこよすぎる!
(SFファンですけど、特撮ファンではないです・念のため)
話のテンポもよく、面白い怪獣が次々と出てくるので、あと2時間くらい観てたい感じでした。
あっという間の2時間。

運の悪いことにその数日前にパシフィツクリムを見返していたので、最初こそ「シン……」の映像のしょぼさやメイン4人の演技に「やばい……」「悪い意味で日本映画だった」と思ったものです。
が、最後まで観て思ったことは、パシフィックリムで感じた物足りなさが、いい意味で埋められたなということ。
怪獣の出現がバラエティに富んでて、そのキャラが立ってたことが要因でしょうか。
とにかくメフィラス星人が最高でした・笑
でもその分、人間関係の描き方が、パシリムより薄っぺらかったように感じます。あくまで個人の感想ですが。

余談ですが、かなり早く映画館に入ったので、夏の映画の予告編をうんざりするほど見せられました。
もう記憶が曖昧だけど、多分ほぼ日本映画。
正直、キャストやテーマのどっかで観た感だけでお腹いっぱいで、どこかで聞いた決めセリフの波状攻撃に、さぶいぼが立ちそうでした。もうそういうものを素直に楽しめない歳になったのねと、寂しくなってみたり。
で、最後がキングダムの宣伝で、「あー、もう勘弁して……」と半目になっていたら、そこにミスチルの主題歌が被さってきて、「あれ、もしかしていい映画かも」とちらりと思ってしまいました。
結論、ミスチルの歌は、作品を5割増しよく見せる・笑




posted by 石田累 at 12:52| Comment(0) | サイト更新などのお知らせ

2022年01月09日

鎌倉殿の13人

今日から始まった大河ドラマ。

同ドラマの視聴は、途中で視聴をやめた麒麟以来になります。

真田丸が面白かったので、一年前から楽しみにして見たのですが、正直なところ第一回は

…………普通?

って感じでした。

普通の退屈な時代劇かな・笑
どういえばいいんだろう、時代劇が好きな人しか見ない時代劇とでも言ったらいいのか。

まぁ、安心して見られたけど、自分にとって一時間を費やす価値があるかな?
とも思ってしまいました。
まぁ、来週は見ようと思います。

私的に期待できるところは、
宮沢りえさんが綺麗
きっちり残酷描写が入っている
主人公の恋愛成就が一筋縄ではいかなそう
主人公のお父さんの演技が上手い
中川大志さんが出ている

逆にがっかりしたところは
平清盛がわかりやすく悪人笑い
後白河なんたらもわかりやすく悪人笑い
(半沢直樹ばりのわかりやすさに嫌な予感しかしませんでしたが、深みのある悪役だと信じたいです)
登場人物がやたらと多くて、一気に出てくるので、途中でついていくのを諦めてしまった
最後、……普通矢が当たるでしょうと思ってしまいました。無策過ぎないか?主人公。

次回に期待です。

posted by 石田累 at 22:24| Comment(0) | 映画・ドラマ感想

新喜劇王(ネタバレ)

大好きなチャウシンチー監督の作品、新喜劇王。

予告を見る限り、あまり見る気になれない内容っぽかったんですけど、監督を信じて見ることにしました。
結果、すごくよくて、字幕も吹き替えも二回ずつくらい見たかな。
本当によかった……。

まず、いっつも思うことですけど、テーマ曲の選び方がすごくいいんですよね。
心に残るというか、耳に残るというか。
すうっと自分の気持ちが映画の中に入っていく感じ。
これって結構大切で、なかなか感情移入できない映画って、面白くなる前に我慢できずにスマホに手が伸びちゃいますからね。今の時代。

そして始まるストーリー……いつものことながらベタなギャグに、あまり魅力があるともいえないヒロイン。
んー…………、きついかな、と思っていると、そのヒロインの置かれた可哀想な状況に次第に気持ちがもっていかれます。

ひとことで言えば、ヒロインは売れない俳優です。
チャウシンチー監督の映画は、弱者にこれ以上ないっていうほど過酷な試練を与えるのですが、
女として扱われないのはもちろん、人としてさえまともに扱われません。
馬鹿にされ、けなされ、ぼっこぼこに殴られ、蹴られ、放り投げられ……
年齢もそこそこいってるし、ルックスも明らかにいまいち(日本の映画みたいに、美人女優が演出でブスを演じるのではなく、本当にいまいち)、性格も空気が読めなくて、ただただ痛い。
で、演技もとくに上手いわけではなく(ここが肝要だと思う)、意識高い系の、頭でっかちという描写。

どう頑張ってもこのヒロインが成功するとは思えないけど、まぁ、ストーリー的に最後は成功するんだなという安心感のもとに見るわけです。
つまり、この気の毒な状況は、ラストのカタルシスに向けての滑走みたいなもんだろうと。

が、なかなかそうならない。
それどころか、ますます状況は悪くなり、素人だった友人がスカウトされて主演女優になるなど、こっちの胸が痛くなるようなエピソードが延々続きます。
で、その友人が有名になった途端に、ヒロインと距離を置き、馬鹿にするという鉄板の残酷描写。
この時点で、気づけば全体の四分の三が過ぎています。
えっと思いません? ちょっと待って、このしんどい状況がいつまで続くの?と。
こっから成功するとして、残り時間短かすぎない?

なのにたたみかけるように、ヒロインの心を折る出来事が続きます。
信じていた恋人に裏切られ(最初から分かっていた展開)、お金を奪われ……、とにかく世界中にあらゆるものが彼女をズタズタに傷つけ、声を揃えて「女優なんて無理だ」と言い続ける感じです。
そしてついに、夢を諦めるヒロイン――この時点で五分の四が過ぎています・笑

ここから一気に逆転して、主演女優賞受賞で幕を閉じるのですが、正直、一回目に見た時はあっけにとられたという感じでした。
なんなんだろう、この話。
すっきりしたことはすっきりしたけど、物語としてのバランスが悪すぎる。
正直、ヒロインが延々辛い目にあっている時、さすがに飽きてしばらくスマホをいじってたくらいです。
下積み時代をここまで引っ張る必要あったのかなと思いました。
でもこのバランスの悪さが、私にとってはチャウシンチー映画の魅力なので、まぁ……今回は私には合わなかったかなと思いつつ、飛ばし見した所をもう一度見ようと、再視聴しました。

で、二回目に見た時、私なりにこのバランスの悪さに納得しました。
この映画は、頑張って、頑張って、頑張って、頑張って、頑張って夢を叶える話しなんです。
つまり夢を叶える部分はおまけというか、自然についてくる結果であって、そこまでの過程がこの映画の全てだったんじゃないかと。

多分、「誰でも諦めなければ夢は叶う」というのが、この映画のテーマだと思うんですけど、この「誰でも」というのもきれい事じゃなくて、本当に「誰でも」叶うということを、この映画は描いているんだと思いました。

というのも、ヒロインは綺麗でもなく、性格も――純粋ではあれ万人受けするものではなく、演技も飛び抜けて上手いわけではないんですよ。
最終的にオーディションに受かって役をつかみますが、それも演技力を買われた――というより、まぁ、買われたような描写にはなっていますが、それは決して特別な才能が発見されたとかではなく、なんていうのか、紙一重の差の幸運を掴んだというか、そんな感じなんですよ。
ヒロインはただ、諦めなかっただけなんですね。
どれだけ過酷な状況にあっても夢を諦めなかったことで、わずかな確率で訪れる蜘蛛の糸みたいな幸運を掴めたという、そういうお話です。
だから、物語としては絶対におかしいストーリー配分も、このテーマを伝えるためにはベストだったのかなと思いました。

いやぁ、深いです。
現実って、案外本当にこんなものかもしれないなと思ったりしました。




posted by 石田累 at 22:08| Comment(0) | 映画・ドラマ感想